「竹影 堦を掃きて 塵 動ぜず」(禅語)
(ちくえい かいを はきて ちり どうぜず)
晩秋、期末テストが終わります。第3タームは、21日の終業式までです。
中3は終業式までの期間は、なぜなのかは分かりませんが全くもって忙しくありません。中間テストや期末テストで忙しかったのもかかわらず、12月初旬と中旬は本当に忙しくありません。時間があるからと言ってゲーム三昧では困りますね。この時間を進路決定のためにうまく活用してください。中学校で進路決定のための三者懇談会もあります。「自分と向き合って高校選びを真剣に考えること!」
高3はあと7週間で「センター試験」です。もう逃れられません。腹を決めて受験の準備を確実に進めるべし!12月22日は冬至、昼の時間が一番短く、夜の時間が一番長い日です。長い夜に勉強がはかどりますように。(祈)
冒頭の「竹影・・・」は禅の言葉です。頭の中でイメージしてください。
月明りで竹の影が障子に映っている。そよ風が吹いていているのか、映っている竹の影は揺れている。竹が、笹があたかもほうきのように、堦(かい)(寺の階段)を掃き清めている。障子にはそのように映って見える。がしかし実際にはお寺の階段の上の塵(ちり)は掃かれることなく、全く動きはしない。動かない。・・・
いかがですか?映像化、できましたか?
動の中に静あり。静の中に動あり。心を整えよ。激しく動く心の中にも静かなる心ありて,
動ずることなし。静かなる心の中に激しくたぎる心あり。心の目でその動かざる塵(ちり)を見よ。精神的な安定と充実は、呼吸を整えること、そして心を整えること。
禅語「竹影 堦を掃きて 塵 動ぜず」(ちくえい かいを はきて ちり どうぜず)は事を成すための勘どころを抑えています。
冬がそろそろ始まります。