9月23日は秋分でした。秋のお彼岸です。春と秋、年2回のお彼岸にタイミングを合わせて咲く曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、彼岸花は真っ赤でした。カレンダー通りに咲き、そしてあっという間に枯れてしまいます。
翌24日は十五夜、中秋の名月でした。夕方の6時半ごろ、とても綺麗にみえました。25日の「十六夜」の月、立待月も見えました。26日の「十七夜」の月、居待月も見えました。27日の「十八夜」の月、寝待月も見えました。四日間の月見ができたことで、今年はついてるかもしれないと思いました。
秋は長いです。学校の2学期は長丁場です。この2学期を3つに分けると、第1タームは10月の中間テストまで。第2タームは期末テストまで。第3タームは終業式までです。
第1タームの中間テストですが、中学生、高校生にとって2学期の中間テストは、定期テストの中で1番テスト範囲が広いテストです。周到な準備が必要です。
高校1年生にとってこの2学期中間テストは大事な「関所」です。進学校と呼ばれる高校では、高校生になり切るのに入学してから最低6ヶ月かかります。
私が考えている「理想の高校生」像は、自主的、自発的な学習ができること、それでいて計画的な学習ができること、教師からのアドバイスを参考にできること、可能な限りの努力ができること、目標の遂行のために私利私欲を我慢できること、1週間を保つ生活体力があること、「学習課題のリスト」などのワークシートがビジュアル化してあること、そして15分間の空き時間があれば「これを勉強する!」というような時間の有効活用ができること、緊張した心と体を瞬時に開放するリラックス法を持ち、心が整えられること、勉強の中に楽しみ(遊び)を発見できること、そして挨拶・返事・あとかたづけができること。これが私の考える、理想の高校生像です。
この理想像に向かって日々努力しているにもかかわらずそれができず、自己嫌悪を痛感するということを繰り返しながら、高1生は高校入学から今まで来ているのです。特にテスト範囲の最大に広い2学期中間テストの、山積みされた提出物の課題をこなしていく過程の中で、鍛えられ、成長し、「高校生に成りきる」わけです。
秋は長丁場です。中間テストを乗り越えて第1タームは終了します。